ベルガモ出身のマリーノ&ルイーザ・コッレオーニ夫妻は、1989年に長年住むことを夢見てきたモンタルチーノに土地を購入、
1993年に家も完成し住み始めたのだが、当初はブドウ栽培・ワイン生産を自ら行うことなど全く考えていませんでした。
1994年の9月終わり頃、敷地内の“森だと思っていた”所を散歩していたところ、栗の木のてっぺんにブドウが生っているのを見つけ、
翌年その区画を綺麗にしてみると、900本程度が植わっていたであろう、小さな畑だったことが明らかになり、
地元の農業関係の検査機関に調査を依頼すると、ブルネッロ用の古い畑だと判明、その場所に1.5haの新しい畑を仕立てる許可をもらいます。
1997年にブドウを植え、2000年からワイン生産を開始。
世界の中でも指折りの銘醸地モンタルチーノとあって、DOCG認定の権利の付いた土地を購入しようものなら破格...なんとも棚ぼたな話。
現在では「これこそ天職。放っておかれたら何日でも畑にいられる。最も落ち着く場所」と語るマリーノはすっかり畑の魅力にとり憑りつかれています。
畑ではボルドー液のみを使用、セラーでも温度管理を行わず、野生酵母による醗酵、長期にわたるマセレーション、清澄もフィルタリングも行わず、
ボトリング時に若干量の二酸化硫黄を添加するのみ、なるべく人為的な介入をせず行っています。
【このワインについて】
2014年は、ブドウの収穫時期と醸造方法を今までとは変えています。
2013年までは短期間のマセレーションを行っていたのですが、2014年は8月下旬に残りのブドウの凝縮度を上げるために
グリーンハーベスト気味に収穫したサンジョヴェーゼを、除梗もせずにプレス、
出てきたピンク色のモストだけで醗酵を行った、白ワイン的醸造法によるロゼワインになります。
アルコール度数も11%程度、酸も爽やかなワインです。
マリーノ曰く、食前酒、もしくはお魚と、はてまた午後の談笑タイムに最適なワインなのでは?とのことです。
2,400円[税抜き]
2014年 |
在庫:
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