ドメーヌ・デ・グリオットを率いていたパトリック・デプラに憧れ、2005年からワイン造りを始めたジェローム・ソリニー。
年々進化を重ねて、ナチュラルワイン界のスターダムに登ってきた彼が新たなステップを踏み出しました。
以前からそのワイン造りに取組む姿勢は非常にストイックでしたが、2018年から更にもう一段階進め、銅やボルドー液すら撒く事を止め、トリートメントも行わず、トラクターの使用も停止。
その代わり自身の畑周辺で収穫されたハーブを調合して水に溶かし、それを畑に噴霧するというスタイルに切り替えました。
これには、葡萄だけではなく、果実や稲、麦と言った他の作物全てを調和させた上でワイン造りを行っていきたいと考えるジェロームの変革第一歩で、今後更なる革新をもたらしてくれると信じています。
【このワインについて】
2016年のSAKURAJIMAに続く山シリーズ第2弾。
ラベルに描かれている山は「チンドキ山」と言い、スペインのバスク地方にあります。
こちらは少々特殊な造り方をしています。
まず最初にカベルネやグロローと言った黒ブドウ品種をプレスし、そのジュースを取り出し、プレスしない粒のままの状態の白ブドウ品種を入れてマセレーション。
その後全体をプレスしワインとして仕上げています。
白濁した濃い黄金色で若干茶色っぽさも入る色合いに、桃そのもの!と言った香りが全面に出て、その後フレッシュなハーブ、ジンジャーなどの香り、
爽快な風味と柔らかな果実の旨みのある味わいとともに、余韻にはナッツのような香ばしいニュアンスが続きます。
赤と白両方の良さが最大限に引き出され、キャッチ―ながらもフルーツやスパイスなどの様々な要素を感じさせる、
華やかで外向的なアロマは余韻が長く「良いワイン!」という幸せな気持ちがしみじみ継続します。
2日目以降はフルーツのニュアンスが落ちてしまうため、当日中に飲むことをオススメします。
7,920円[税抜き]
2018年 |
在庫:
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