DETAIL
マセラシオンだがダイレクトプレスのような、ピュアなブドウのエキスの上品な味わい|ドレイヤーのセンスが光るスーパーリースリング
【生産者】ジャン・マルク
【生産地】フランス/アルザス
【タイプ】白ワイン(マセラシオン)
【品種】リースリング
【Alc.】12.5%
【容量】750ml
【このワインについて】
2013年に初めて仕込んで以来、ジャン・マルクの顔でもあるリースリング・マセラシオン! キュヴェ名を「オリジン」にしたのは、元々大昔白ワインは赤と同じくマセラシオンをして仕込んでいたことから「原点」と言う意味で名付けた!
【2021VTは】
2021 年は、夏が涼しくブドウが晩熟の年だった。
ジャン・マルク曰く、雨が多かった影響でブドウの果皮の色素が薄かったこともあり、マセラシオンの抽出が弱かったとのこと。
また、その影響もあってか発酵は 9 ヶ月といつもよりも長かった。
出来上がったワインはいつものボリューム豊かなマセラシオンというよりも、マセラシオンを掛けていないまるでダイレクトプレスからつくるワインのような、ピュアなブドウのエキスをダイレクトに感じる上品な味わいに仕上がっている!
タンニンの抽出も優しく塩梅が絶妙で、硬質なミネラルと勘違いするほどきれいにワインに溶け込んでいる!
マセラシオンだがオレンジワインらしくないドレイヤーのセンスが光るスーパーリースリングだ!
色合いはうっすらオレンジがかった輝きのある黄金色。
ミラベル、パパイヤ、白いバラ、ハチミツの香り。
ワインはフルーティーで滋味深く、艶のあるまろやかなエキスに鉱物的なミネラル、控えめで強かな酸、優しいタンニンがきれいに溶け込む!
残糖は1.6g/Lの辛口!SO2無添加!ノンフィルター!
【ジャン・マルク・ドレイヤーについて】
オーナーのジャン・マルクは4代目。
幼少の頃から父の畑仕事を手伝うのが大好きで、14歳にはすでにトラクターを運転していた。
高校を卒業し会社勤めをしていたが、2000年25歳の時、父の定年が近づいたことを機に実家に戻る。
農業開業責任者資格(BPREA)を取るためにオベルネ村の農業学校に3年間通い、同時に、以前から興味のあったビオディナミをパトリック・メイエのところで学んだ。
2004年、完全に父の畑を引き継ぎドメーヌ・ジャン=マルク・ドレイヤーを立ち上げる。
そして、6haあった父の畑をビオディナミに変える。
立ち上げ当初はブドウ栽培の他にもジャガイモや古い昔の小麦、野菜なども並行して作り販売していた。
また、ワインのボトル販売は地元や観光客のみで、大部分はネゴシアンが桶買いしていた。
2009年、パトリック・メイエの影響もあり、ピノ・ノワールで最初のSO2無添加のワインをつくる。
これを機にSO2無添加のワインに気持ちが傾いていったジャン・マルク。
2013年、初めて全てのワインをSO2無添加で仕込む。
2014年、並行して行っていた野菜販売をやめ、またネゴシアンに売るワインも大幅に減らし、SO2無添加ワイン造りに専念し現在に至る。