DETAIL
王女様という名のペセツカ・レアンカに異常なまでのこだわり
【生産者】マレック・ウーナック
【生産地】スロバキア/南スロバキア
【タイプ】ロゼ・微発泡
【品種】ペセツカ・レアンカ、ピノ・グリ
【Alc.】12%
【容量】750ml
スロバキア南西部、ニトラ地方・レヴィツェ地区。
シトノ火山の麓に、「チャイコフ」という古くからある小さな村がある。
祖父の代からこの村でワイン造りをしていた家に生まれたのが現オーナーのマレク・ウナーク。
村に古くからあった伝統のペセツカ・レアンカに、彼は並々ならぬこだわりを見せる。
社会主義時代に国際品種に取って代わられたが、彼の造る白ワインのほとんどはこの品種を使用する。
土壌はシトノ火山性の凝灰岩と安山岩の混成。
肝入りの美しいペセツカ・レアンカはこの土壌で育まれる。
畑の四方は森に囲まれ、トラクターなど重機が入れる道がないため、収穫を始め全てが手作業。
他ワイナリーのブドウ畑も周りになく、病害や農薬・化学肥料などの影響を受けることがない。
山脈から吹き降りてくる風がブドウの生育に最適で、各種薬剤の類を使用せずとも病害に晒されることはないという。
「テロワールを理解して理解して理解して、ボトルに詰める。良いワインを造るには人生を一つ賭けるだけじゃ足りない。3回分の人生が必要だ」
常に真摯に答える彼の口調と眼差しには、この地のテロワールと村伝統の品種ペセツカ・レアンカへの情熱、そして確かな自信に溢れている。
【このワインについて】
樹齢12-35年の凝灰岩、石英粗面岩土壌のテコフ(南スロバキア)のオーガニックのぶどうを使用。
2019年産のペセツカ・レアンカを9日間スキンコンタクトし、12カ月間木樽で熟成。
2018年産のピノ・グリを14日間スキンコンタクトし、24カ月間木樽で熟成。
ヴィンテージ違いの2つのキュヴェをブレンドし、瓶内2次発酵させるために、2020年9月にペセツカ・レアンカのマストを加え、ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。
【味わいについて】
オレンジのペットナットということですが、薄めの白濁系のロゼペットナットです。
ピンクグレープフルーツ、スモモといった見た目を裏切らない風味から小梅などの酸味や旨味、ヤクルトっぽい乳酸感、 にがよもぎ系のハーブの余韻、泡は決して強くなく心地良い感じ。