DETAIL
とうとう出会った!?それはイタリアではなくタスマニアに
【生産者】アシュリー&ジェーン夫妻
【生産地】オーストラリア/タスマニア島
【原材料】大麦&オーツ麦麦芽、スペルト小麦、ホップ(ウィラメット、エラ、ギャラクシー)、酵母
【Alc.】5.2%
【容量】750ml
ビールも好きなヴィナイオータ社長。
苦いものから酸っぱいものまで、どういったスタイルのものであっても、バランスと飲み心地さえあれば選り好みもしないそうです。(そのバランスと飲み心地があるものが少ないみたいで)。
そんな社長が「是非とも扱いたい!」と、とうとう出会ってしまった!
その造り手はイタリアではなくタスマニアにいました!
その名はTwo Metre Tall(トゥー・ミーター・トール、以下2MT)。
アシュリー(身長2m!社名はここから付いたそうです)&ジェーン夫妻の2人だけで生産から販売までをこなすマイクロブリューワリー(ワイナリー?)になります。
メルボルンのバーで社長が2MTのビール(クレンジング・エール)があるのを発見し、注文し飲んで、久々に食べ物(飲み物)で動揺したそうです。
圧倒的な酸があり、アルコール度数がとても低いのに、飲み応えがあり、危険な飲み心地を備えているのに、偉大なワインのような複雑さを備え・・・。
ラベルには、「さまざまな微生物による醗酵」「瓶内2次醗酵」「狙わない醸造&ボトルバリエーション」「時と共に進化」とステキなスローガン的ワードが並びます。
【ヴィナイオータ社長が考える、2MTの特徴】
・穀物、ホップ、果実等々、プロダクトに使われる原材料は全てタスマニア島ないし島周辺(如何せん、海産物も原料として使うので)でとれたもの。
・ビール&ミードの醸造には、ダーウェント川の水と雨水を溜めたものを、炭素濾過したもの(塩素処理もしません)を使用。
・培養酵母(極めてニュートラルな種類)は、醸造からボトリングまでの期間の短い5つのスタンダードラインのビールにのみ使用。
他のプロダクトは野生酵母による醗酵。
酵母以外のバクテリア等の添加は一切行わず、すべての醗酵は自然界に遍在する子(バクテリア)たちに一任。
某I杜氏が言うところの、放し飼いの酒造り!
・全てのプロダクトは瓶内二次醗酵で炭酸ガスを生成させます(市場に出回る大半のビールは、2酸化炭素をボトリング時(缶詰時)に封入します)。
ビールの場合、ショ糖ではなく未醗酵麦汁をブレンドし、2次醗酵を促します。
・ランビックのように、長期熟成のポテンシャルあり!
・5種類のスタンダードラインのビールとドライ・サイダー(シードル)を軸に、季節ごとにスペシャル・プロダクトをリリース。
【このビールについて】
古代品種であるスペルト小麦をフィーチャーしたビール。
最大の特徴は、麦汁にナチュラルな乳酸発酵を起こさせた後に酵母添加をし、アルコール醗酵を行わせる点。
2019年11月&12月醸造、2020年6月ボトリング。
アルコール度数5.2%
原材料:大麦&オーツ麦麦芽、スペルト小麦、ホップ(ウィラメット、エラ、ギャラクシー)、酵母