DETAIL
いつもよりもマセラシオンの特徴が色濃く出ていて長熟を予感|今飲むならエレガントな赤ワインのように肉料理やチーズと◎
【生産者】ジャン・マルク
【生産地】フランス/アルザス
【タイプ】白ワイン(マセラシオン)
【品種】オークセロワ
【Alc.】12.5%
【容量】750ml
【このワインについて】
オリジンとオーセリスは同じ区画で、オーセリスよりも完熟したブドウを採るために少し収穫を遅らせている!
キュヴェ名を「オリジン」にしたのは、元々大昔白ワインは赤と同じくマセラシオンをして仕込んでいたことから「原点」と言う意味で名付けた!
【2022VTは】
2022 年はジャン・マルクがブドウの剪定方法を大きく変えた年。
この年はアルザスの歴史に残るような干ばつがあり、彼の畑はかろうじて水不足に耐えたが、剪定の大幅な変更により意図的に収量が落ちてしまった。
収穫したブドウは日照りにより皮が厚く、ジャン・マルクには珍しくいつもよりもマセラシオンの特徴が色濃く出ている。
出来上がったワインは、ジューシーではっきりとしたストラクチャーがあり、収斂味のあるキメ細やかなタンニンが長熟を予感させる!
アルコール 12.5%とは思えない力強さがあり、ジャン・マルク自身は後数年寝かせてタンニンがこなれたタイミングで飲んでほしいとのこと。
もし今飲むのであれば、エレガントな赤ワインのように肉料理やチーズと合わせるのがおススメ♪
色合いは輝きのあるオレンジがかった琥珀色。
カリン、ビワ、アールグレイ、バナナの皮の香り。
ワインはピュアかつスパイシーで収斂味があり、アプリコットティーのようなエキスを滋味深くほんのりビターなミネラルとキメの細かいタンニンが引き締める!
残糖は0.4g/Lの完全辛口!SO2無添加!ノンフィルター!
【ジャン・マルク・ドレイヤーについて】
オーナーのジャン・マルクは4代目。
幼少の頃から父の畑仕事を手伝うのが大好きで、14歳にはすでにトラクターを運転していた。
高校を卒業し会社勤めをしていたが、2000年25歳の時、父の定年が近づいたことを機に実家に戻る。
農業開業責任者資格(BPREA)を取るためにオベルネ村の農業学校に3年間通い、同時に、以前から興味のあったビオディナミをパトリック・メイエのところで学んだ。
2004年、完全に父の畑を引き継ぎドメーヌ・ジャン=マルク・ドレイヤーを立ち上げる。
そして、6haあった父の畑をビオディナミに変える。
立ち上げ当初はブドウ栽培の他にもジャガイモや古い昔の小麦、野菜なども並行して作り販売していた。
また、ワインのボトル販売は地元や観光客のみで、大部分はネゴシアンが桶買いしていた。
2009年、パトリック・メイエの影響もあり、ピノ・ノワールで最初のSO2無添加のワインをつくる。
これを機にSO2無添加のワインに気持ちが傾いていったジャン・マルク。
2013年、初めて全てのワインをSO2無添加で仕込む。
2014年、並行して行っていた野菜販売をやめ、またネゴシアンに売るワインも大幅に減らし、SO2無添加ワイン造りに専念し現在に至る。