DETAIL
ビネールによるコンサルティングを受けていたが今回初の単独リリース|3代目にやっと自社瓶詰を始めたヴァイマン家
【生産者】ジャン=リュック・シェルリンガー
【生産地】フランス/アルザス
【タイプ】白ワイン
【品種】リースリング
【Alc.】13.5%
【容量】750ml
【2018vinは】
軽く濁りのある麦わら色の外観。
抜栓直後はチリチリとガス感がありますが、スワリングするとすぐに飛ぶ程度です。
白や黄色い花の様なフローラルな香りが沸き立ち、その直後からレモン、シトラスと言った柑橘系の爽やかな果実が感じられ、徐々にアプリコットの様な熟度の高い果実の香りや若干のぺトロール香も膨らみます。
味わいは、非常に熟度の高い充実感のある味わいでありながら、繊細なミネラルやキレの良い酸も感じられ、気付かないうちに何杯の飲み進められてしまいます。
余韻はしっかりとドライで、キレのある味わいにまとめられています。
今回リリースの中では最もナチュラル感があるキュヴェの為、あまり冷やし過ぎずに、セラー温度で飲む事をお勧めします。
【ドメーヌ・ヴァイマンについて】
アルザス地方のコルマールより北に10km離れたところにあるリボーヴィレ(Ribeauvillé)。
ドメーヌ・ヴァイマンは現在7.5haの畑(区画は30カ所以上)を所有し、その中にはグラン・クリュであるシュロスベルグも含まれています。
ドメーヌは現在の当主であるジャン=リュック・シェルリンガーの祖父、グザヴィエ・ヴァイマンによって1948年に設立されました。
その後グザヴィエが息子であるポール・ヴァイマンに引き継ぎましたが、ポールが1996年に急逝。
ジャン=リュックが、ただ一人の跡継ぎと言う事で急遽、醸造学校へ入学しワイン造りを学びました。
叔父のポールが喘息で急逝したということもあり、彼は農薬や除草剤による農法に疑念を抱き、1999年にビオロジック栽培することを決意。
2004年にビオ栽培開始、2007年にはエコセールの認証を取得しました。
2011年からクリスチャン・ビネールによるコンサルティングを受けていましたが、今回初の単独リリースとなりました。
初代はブドウをネゴシアンに販売、2代目はバルクワインをネゴシアンへ販売、3代目にやっと自社瓶詰を始めたヴァイマン家。
独立したワイン生産者として、1歩1歩着実に歩みを進めてきたドメーヌ・ヴァイマン。
改めて注目の生産者です。