DETAIL
ビネールによるコンサルティングを受けていたが今回初の単独リリース|3代目にやっと自社瓶詰を始めたヴァイマン家
【生産者】ジャン=リュック・シェルリンガー
【生産地】フランス/アルザス
【タイプ】赤ワイン
【品種】ピノ・ノワール
【Alc.】15.5%
【容量】750ml
【2018vinは】
クリアで濃いガーネット色の外観。
赤系の花の様な濃厚なフローラルな香りに加え、ダークチェリーやカシス、イチゴを煮詰めたジャムの様なギュッと濃縮した香りが膨らみます。
徐々にシガーやバニラの様な複雑なニュアンスも立ち上ります。
味わいは2018年らしい、非常に凝縮した味わいで、口に含むとまるでグルナッシュの様な濃厚な果実を感じます。
凝縮はしていますが、単調な味わいではなく、ダークチェリーのジャムや甘草の様な凝縮感と共に、テクスチャーを感じる果実が奥深さを与えています。
しっかりとしたタンニンも感じられ、いかにも猛暑の年というワインに仕上がっています。
相性の良い料理としては、牛や鴨と言った赤身系の肉や、コンテの様なセミハード系のチーズとの相性が良好です。
あまり冷やし過ぎず、大きめのグラスで飲む事をお勧めします。
【ドメーヌ・ヴァイマンについて】
アルザス地方のコルマールより北に10km離れたところにあるリボーヴィレ(Ribeauvillé)。
ドメーヌ・ヴァイマンは現在7.5haの畑(区画は30カ所以上)を所有し、その中にはグラン・クリュであるシュロスベルグも含まれています。
ドメーヌは現在の当主であるジャン=リュック・シェルリンガーの祖父、グザヴィエ・ヴァイマンによって1948年に設立されました。
その後グザヴィエが息子であるポール・ヴァイマンに引き継ぎましたが、ポールが1996年に急逝。
ジャン=リュックが、ただ一人の跡継ぎと言う事で急遽、醸造学校へ入学しワイン造りを学びました。
叔父のポールが喘息で急逝したということもあり、彼は農薬や除草剤による農法に疑念を抱き、1999年にビオロジック栽培することを決意。
2004年にビオ栽培開始、2007年にはエコセールの認証を取得しました。
2011年からクリスチャン・ビネールによるコンサルティングを受けていましたが、今回初の単独リリースとなりました。
初代はブドウをネゴシアンに販売、2代目はバルクワインをネゴシアンへ販売、3代目にやっと自社瓶詰を始めたヴァイマン家。
独立したワイン生産者として、1歩1歩着実に歩みを進めてきたドメーヌ・ヴァイマン。
改めて注目の生産者です。