DETAIL
ラ・シャマードは60年を超えたヴィエーユ・ヴィーニュのプルサールだけ
【生産者】トニー・ボールナール
【生産地】フランス/ジュラ/ピュピラン
【タイプ】赤ワイン
【品種】プルサール
【容量】750ml
【このワインについて】
畑はアルボワ・ピュピランのポワン・バールと同じ南向きの Les Chambines の区画だが、ラ・シャマードは60 年を超えたヴィエーユ・ヴィーニュのプルサールだけで仕込んでいる。
トニー曰く、ラ・シャマードのコンセプトは、かつて除梗機もステンレスタンクもなく、ブドウを手で除梗し、醸造容器にフードルを使っていた彼の祖父の代の醸造方法を忠実に再現したワインとのこと。
ワイン名は、古樹で通常のプルサールよりも色素が濃いことからBattre la Chamade「心臓がドキドキする(ほどスゴイワインができる!)」という意味でLa Chamadeと命名。
【2020vinは】
2020 年は、ブドウが早熟で太陽に恵まれた年。
収穫日もドメーヌ史上最も早かった。
出来上がったワインは、アルコール度数 13.4%のワインとは思えないほどジューシーでエレガント!
今回も、瓶詰めしてからカーヴで 2 年近く熟成させてリリースしただけあって、ワインがきれいに整っている!
まるでマセラシオン・カルボニックで優しく仕込んだような柔らかい果実味と長熟を窺わせるキメの細かいタンニンとのバランスも良く、プルサールの良さが全て詰まった官能的なワインだ!
色合いは濁りのある深いルビー色。
サクランボ、シャクヤク、ローズティーの香り。
ワインは艶やかかつジューシーで、しなやかな果実味にミネラルの旨味がぎっしりと詰まっていて、優しくキュートな酸とキメの細かいタンニンの収斂味がきれいに溶け込む!
SO2無添加!ノンフィルター!
【フィリップ・ボールナールについて】
フィリップ・ボールナールは1975年、ピュピランのワイン農協で醸造を担当。
1988年に農協の醸造責任者を辞めブドウ農家一本に専念することに。
2005年にはドメーヌ立ち上げ、現在は、12.5haのブドウ畑で自らのワインを仕込み生計を立てています。
また、2012年から少しずつだがビオディナミを畑の栽培に取り入れている。
2010年、2012年、2013年とブドウの不作が続き、ますますワインの確保が難しくなっているフィリップのワイン。
一方で、彼はサービス精神旺盛な面があり、訪問客が来るたびに数の少ないワインも平気でポンポン開けてしまう...。
フィリップは毎年計200〜300本くらいを自分用にストックしているそうで、本来であれば各ワイン200本ずつは確保し、 毎年の変化を見ていきたいようですが、販売優先を考えるとなかなか実現が難しいようです。