DETAIL
数ある酒精強化でもここまでこだわったワインはそうそうない
【生産者】トニー・ボールナール
【生産地】フランス/ジュラ/ピュピラン
【タイプ】酒精強化白
【品種】シャルドネ
【Alc.】16.8%
【容量】700ml
【このワインについて】
2018年はフィリップが醸造をトニーに譲り、トニーが 100%仕込むヴァン・ド・リクゥール。
この年はシャルドネが早熟に加えかつてない大豊作の年だった。
アルコール好きのトニーは、今回酒精強化で使うマールをドメーヌの赤白すべての品種を混ぜた蒸留酒を使用した。
醸造は、いつも通りシャルドネのジュースを銅製の鍋で 2 日間煮詰め、その後自家製マール(蒸留酒)を加えて発酵を止め、樽で 4 年間アルコールの角が取れるまで熟成させた。
出来上がったワインは濃厚で、アルコールと酸、適度な甘さのバランスが取れた絶妙な味わいが魅力的!
数ある酒精強化でもここまでこだわったワインはそうそうない!
【2018vinは】
色合いは輝きのあるオレンジがかった琥珀色。
オレンジ、朝鮮人参、グランマニエ、粘土の香り。
ワインは滑らかかつほんのりスパイシーで粘着性のあるボリューム感があり、メイプルシロップのような甘みとアルコールのバランスが超絶妙!
SO2無添!軽くフィルター有り。
【フィリップ・ボールナールについて】
フィリップ・ボールナールは1975年、ピュピランのワイン農協で醸造を担当。
1988年に農協の醸造責任者を辞めブドウ農家一本に専念することに。
2005年にはドメーヌ立ち上げ、現在は、12.5haのブドウ畑で自らのワインを仕込み生計を立てています。
また、2012年から少しずつだがビオディナミを畑の栽培に取り入れている。
2010年、2012年、2013年とブドウの不作が続き、ますますワインの確保が難しくなっているフィリップのワイン。
一方で、彼はサービス精神旺盛な面があり、訪問客が来るたびに数の少ないワインも平気でポンポン開けてしまう...。
フィリップは毎年計200〜300本くらいを自分用にストックしているそうで、本来であれば各ワイン200本ずつは確保し、 毎年の変化を見ていきたいようですが、販売優先を考えるとなかなか実現が難しいようです。