DETAIL
これこそ薄ウマの真骨頂
【生産者】トニー・ボールナール
【生産地】フランス/ジュラ/ピュピラン
【タイプ】赤ワイン
【品種】プルサール
【Alc.】13.3%
【容量】750ml
【このワインについて】
全ての畑のプルサールをかき集めて一つのキュヴェにした!
ワイン名は「代々続く、世代に沿って」という意味があり、エチケットは祖父のワインに使っていた昔のデザインを使用!
また、裏ラベルには息子のトニーから祖父母の代まで名前が書かれている!
【2019VTは】
ドメーヌを揺るがす危機的な状況など、特別な時にしかつくらないオー・フィル・デ・ジェネラシオン 2019年は、2017 年同様に春の遅霜による甚大な被害に遭った年。
プルサールは 80%の減収と危機的な状況にあった。
ポワン・バールもラ・シャマードも 1 つのキュヴェとして仕込むにはあまりにも収量が少なかったため、全てのプルサールを混ぜオー・フィル・デ・ジェネラシオンとしてリリースすることにした。
加えて、この年は歴史的な猛暑にも見舞われた年。
収穫したブドウの潜在アルコール度数も高かったので、ブドウのフレッシュさを落とさないように熟成はステンレスタンクで行なった。
出来上がったワインは、まるで当たり年のエレガントなラ・シャマードのような、官能的で中身のしっかりとした深い味わいに仕上がっている!
これこそ薄ウマの真骨頂と言うべく、薄い色合いに反して旨味の凝縮感がハンパなく、飲みごたえ十分!
今飲んでもエレガントで美味しいが、こちらも白同様に貴重なワインなので、せっかくならば余韻に残るタンニンが溶け込むまで後最低 5 年は寝かせて進化を見てみたい…そんなポテンシャルの高いワインだ!
色合いは少し濁りのある淡いルビー色。
アセロラ、メロン、オレンジティー、タバコの葉の香り。
ワインは明るく艶やかかつほんのりスパイシーで、たっぷりとジューシー果実味を洗練されたミネラル、キメ細やかなタンニンの収斂味がじわっと引き締める!
SO2無添加!ノンフィルター!
【フィリップ・ボールナールについて】
フィリップ・ボールナールは1975年、ピュピランのワイン農協で醸造を担当。
1988年に農協の醸造責任者を辞めブドウ農家一本に専念することに。
2005年にはドメーヌ立ち上げ、現在は、12.5haのブドウ畑で自らのワインを仕込み生計を立てています。
また、2012年から少しずつだがビオディナミを畑の栽培に取り入れている。
2010年、2012年、2013年とブドウの不作が続き、ますますワインの確保が難しくなっているフィリップのワイン。
一方で、彼はサービス精神旺盛な面があり、訪問客が来るたびに数の少ないワインも平気でポンポン開けてしまう...。
フィリップは毎年計200〜300本くらいを自分用にストックしているそうで、本来であれば各ワイン200本ずつは確保し、 毎年の変化を見ていきたいようですが、販売優先を考えるとなかなか実現が難しいようです。