DETAIL
ブラン・ド・ノワールに仕上げたピノノワールに複雑味を与えるため5年熟成させたピノオークセロワをアッサンブラージュ
【生産者】ジャン・マルク
【生産地】フランス/アルザス
【タイプ】白ワイン(マセラシオン)
【品種】ピノノワール70%、ピノオークセロワ30%
【Alc.】13%
【容量】750ml
【このワインについて】
ブラン・ド・ノワールに仕上げたピノノワールに、複雑味を与えるため5年熟成させたピノオークセロワを30%アッサンブラージュした!
キュヴェ名「ブリュトゥス」は18年の醸造が思い通りに行かなかったピノオークセロワに対し、「ブルータスお前もか!」と嘆きの意味を込めて名付けた!
【2021VTは】
5 年ぶりのリリースとなるブリュトゥス。
「ブルータスお前もか!」と、思い通りに行かなかったワインに対する嘆き声をキュヴェ名にしたのがこのワインのコンセプトで、今回のワインは 2018 年のピノオークセロワ。
高いボラティルがこなれるまで樽で 5 年の熟成を要した。
5 年の熟成を経ても、単独で出すにはまだボラティルが高かったため、2 年間樽熟成させた 2021 年のダイレクトプレスのピノノワール(エリオスの若木のピノ)を加えバランスを整えた。
ミレジムは、2018 のピノオークセロワが混ざっているが、ベースとなるピノノワール 2021年に合わせた。
出来上がったワインは、フルーティーで、凝縮したエキスはまるでパイナップルのジュースみたいにボリューム豊か!
ジャン・マルク曰く、一部ボトリティスが付くくらいに完熟したピノノワールにボラティルのこなれたピノオークセロワが加わることで、よりワインの濃厚さと複雑味が増したとのこと。
確かに、ハチミツのようなボトリティスの風味、凝縮したエキス、骨格のあるミネラルのハーモニーが何とも絶妙で、口に含むと味わいが何度も複雑に変化する!
これがピノノワールのブラン・ド・ノワール主体というのが本当に驚き!
これこそジャン・マルクにしかできない唯一無二なワインだ!
色合いは透明感のある濃い黄金色。
パイナップル、菜の花、ハチミツ、フュメの香り。
ワインはピュアかつフルーティーでパイナップルジュースのような酸とトロピカルな風味があり、チョーキーなミネラルが骨格を形成する!
残糖2 g/L以下の辛口!SO2無添加!ノンフィルター!
【ジャン・マルク・ドレイヤーについて】
オーナーのジャン・マルクは4代目。
幼少の頃から父の畑仕事を手伝うのが大好きで、14歳にはすでにトラクターを運転していた。
高校を卒業し会社勤めをしていたが、2000年25歳の時、父の定年が近づいたことを機に実家に戻る。
農業開業責任者資格(BPREA)を取るためにオベルネ村の農業学校に3年間通い、同時に、以前から興味のあったビオディナミをパトリック・メイエのところで学んだ。
2004年、完全に父の畑を引き継ぎドメーヌ・ジャン=マルク・ドレイヤーを立ち上げる。
そして、6haあった父の畑をビオディナミに変える。
立ち上げ当初はブドウ栽培の他にもジャガイモや古い昔の小麦、野菜なども並行して作り販売していた。
また、ワインのボトル販売は地元や観光客のみで、大部分はネゴシアンが桶買いしていた。
2009年、パトリック・メイエの影響もあり、ピノ・ノワールで最初のSO2無添加のワインをつくる。
これを機にSO2無添加のワインに気持ちが傾いていったジャン・マルク。
2013年、初めて全てのワインをSO2無添加で仕込む。
2014年、並行して行っていた野菜販売をやめ、またネゴシアンに売るワインも大幅に減らし、SO2無添加ワイン造りに専念し現在に至る。