カ色と共に旨味も前ヴィンテージより濃くなった印象で、色々な表情が現れる楽しいワイン
【生産者】クリス・ブロックウェイ
【生産地】アメリカ/カリフォルニア
【タイプ】白ワイン
【品種】ピクプール32%、グルナッシュブラン30%、クレレット22%、オレンジ・マスカット9%、ヴェルメンティーノ7%
【容量】750ml
【2024VTは】
Loveシリーズのコンセプトは、いつでもそばにあっていつでも美味しいという事。
飲みやすく高品質という点を重視しています。
このヴィンテージは主にピクプール、グルナッシュブラン、クレレットで構成されています。
ブレンドをより完成させるために、オレンジ・マスカットを少量加えました。
これにより、魅力的なアロマ、心地よい酸味、そしてバランスが加わりました。
また、このヴィンテージはフォックスヒル・ヴィンヤードのスキンコンタクトさせたヴェルメンティーノも加えました。
これはコンクリート製の卵型タンクで発酵熟成させたものです。
すべての白ブドウは、ワイナリーに到着すると軽く足で踏み潰されます。
短いスキンコンタクトでワインに複雑さをもたらすのが好きなクリスですが、機能的にも踏み潰すことで房がほぐれ、プレス機に収まりやすくなります。
軽く圧搾した後、大部分はバリック樽に、少量のみステンレス製タンクに移し、ヴェルメンティーノはコンクリート製の卵型タンクに移して発酵熟成します。
澄んだ明るいイエローの外観。
抜栓すると細かい泡がシュワっと上がり、グラスに細かい泡がびっしりつきます。
瓶底には細かい澱が見て取れます。
熟した柑橘、グレープフルーツの皮、パイナップルや黄色いリンゴ、リンゴの蜜の香りが感じられます。
熟した柑橘のジューシーな果実味に、りんごの蜜や金柑のシロップ煮の様な果実感。
さっぱりした味わいでほんのりミネラル感を感じます。
旨味が充実して適度なボディに酸もあり、飲み込むと上品で華やかさのある香りが鼻に抜けます。
色と共に旨味も前ヴィンテージより濃くなった印象で、色々な表情が現れる楽しいワインです。
【ブロック・セラーズについて】
オーナーのクリス・ブロックウェイは、生まれ育ったネブラスカ州のオマハ、その後移住したシアトル、ロサンゼルスを経て、バークレーを本拠地としています。
ネブラスカ大学を卒業後、市内のレストランで働き始め、その後、太平洋岸北西部に移り住み、そこでワインに興味を持つようになりました。
友人が「ワインの造り方を学ぶべきだ」と冗談を言ったのをきっかけに、荷物をまとめてカリフォルニア大学デービス校のワイン醸造コースに入学しました。
その後、カリフォルニア州立大学フレズノ校に移りましたが、フレズノ校にはワイナリーが併設されており、ここで彼は「(余計な器具や薬剤など)使わないものは、全部使わない」というほどのエキスパートになっていました。
学業を終えた彼は、すぐにJCセラーズに就職。
JCセラーズは一般的なワイナリーとは異なっており、ここで様々な経験を積みました。
それと同時に、サンフランシスコ初の自然派ワインバー「テロワール」に出入りするようになり、多様なナチュラルワインを経験するようになります。
そんな彼にとって、自分の好きなワインで色々と実験をしてみたいと考えるようなったのは、自然な事でした。
そして、更なる経験を経て独立し、Broc Cellarsが誕生しました。
彼のカーヴは2つのスペースから構成されています。
1つは複数のステンレスタンク、コンクリートタンク、木製の大樽で埋められたカーヴ、もう1つはバリックと卵型のコンクリートタンクが配置されたカーヴです。
発酵はすべて天然酵母で行い、ほとんどの場合、亜硫酸を使用していませんが、ワインの状態によって必要であれば、ワインに完全に馴染むようにするため、瓶詰めの4週間ほど前に極少量を加えます。
印象的なラベルのデザインはカリフォルニア在住の女性アーティスト、
マルタ・エリス・ヨハンセンの作品です。
主に、インクペンや木炭、黒鉛、色鉛筆などを使ってシンプルな作品を仕上げています。
彼女に強い影響を与えた実母は、ウィレム・デ・クーニング、ジョン・ケージ、マース・カニングハム、そして彼女のゴッドマザーであるM.C.リチャーズなど、ブラック・マウンテン・カレッジ出身の重要人物と関わっており、 彼女は彼らの価値観と信念を受け継ぎ、素晴らしい作品を生み出しています。