カリフォルニアのアーバンワイナリーの先駆者|さらに楽しく軽快な赤を造る事を目的として出来上がったワイン
【生産者】クリス・ブロックウェイ
【生産地】アメリカ/カリフォルニア
【タイプ】赤ワイン
【品種】バルベーラ35%、シラー32%、カリニャン23%、ドルチェット10%
【容量】750ml
【2022VTは】
ゴット・グレープスの原点は、毎年収穫する度に起こる嬉しい驚きや実験精神にあります。
このワインは、ストラクチャーと軽快な果実味が両立しているお薦めの赤ワインで、2022年の豊作から生まれた、軽快なワインです。
ラブ・レッド、アモーレ・ロッソ、ヴァイン・スター ジンファンデルのような主力の赤ワインをブレンドしてボトリングした後、さらに楽しく軽快な赤ワインを造る事を目的として出来上がりました。
全ての品種をステンレス タンクで発酵させ、プレスした後、ステンレスタンク、コンクリート、フレンチオークのバリックで熟成させ、最終的にブレンド。
クリアなガーネット色の外観。
フリーズドライのイチゴやラズベリーの香り。ジンファンデルを飲んでいるのかと思ってしまう程の高い香りが特徴。
明るい外観ながら酸のある赤い果実のしっとりしたニュアンスに細かいタンニン、余韻には心地よい甘みも感じる。
キャッチーなエチケットで、気軽さもありながら重心の低さがしっかりあるワイン。
【ブロック・セラーズについて】
オーナーのクリス・ブロックウェイは、生まれ育ったネブラスカ州のオマハ、その後移住したシアトル、ロサンゼルスを経て、バークレーを本拠地としています。
ネブラスカ大学を卒業後、市内のレストランで働き始め、その後、太平洋岸北西部に移り住み、そこでワインに興味を持つようになりました。
友人が「ワインの造り方を学ぶべきだ」と冗談を言ったのをきっかけに、荷物をまとめてカリフォルニア大学デービス校のワイン醸造コースに入学しました。
その後、カリフォルニア州立大学フレズノ校に移りましたが、フレズノ校にはワイナリーが併設されており、ここで彼は「(余計な器具や薬剤など)使わないものは、全部使わない」というほどのエキスパートになっていました。
学業を終えた彼は、すぐにJCセラーズに就職。
JCセラーズは一般的なワイナリーとは異なっており、ここで様々な経験を積みました。
それと同時に、サンフランシスコ初の自然派ワインバー「テロワール」に出入りするようになり、多様なナチュラルワインを経験するようになります。
そんな彼にとって、自分の好きなワインで色々と実験をしてみたいと考えるようなったのは、自然な事でした。
そして、更なる経験を経て独立し、Broc Cellarsが誕生しました。
彼のカーヴは2つのスペースから構成されています。
1つは複数のステンレスタンク、コンクリートタンク、木製の大樽で埋められたカーヴ、もう1つはバリックと卵型のコンクリートタンクが配置されたカーヴです。
発酵はすべて天然酵母で行い、ほとんどの場合、亜硫酸を使用していませんが、ワインの状態によって必要であれば、ワインに完全に馴染むようにするため、瓶詰めの4週間ほど前に極少量を加えます。
印象的なラベルのデザインはカリフォルニア在住の女性アーティスト、
マルタ・エリス・ヨハンセンの作品です。
主に、インクペンや木炭、黒鉛、色鉛筆などを使ってシンプルな作品を仕上げています。
彼女に強い影響を与えた実母は、ウィレム・デ・クーニング、ジョン・ケージ、マース・カニングハム、そして彼女のゴッドマザーであるM.C.リチャーズなど、ブラック・マウンテン・カレッジ出身の重要人物と関わっており、 彼女は彼らの価値観と信念を受け継ぎ、素晴らしい作品を生み出しています。